
第19回
セルフメディケーション
今年の夏の暑さがウソのように、足早に寒い冬を迎えたせいか、風邪をひいて受診された方が急に増えたように思います。
「ドラッグストアで購入したかぜ薬を飲んでいたんですが、だんだんひどくなったので受診しました」と処方箋を持ってこられる方がいらっしゃいます。軽い疾患の場合、薬局で売っている一般薬を使って様子をみる。これはセルフメディケーションです。
特に忘年会の季節やお正月は不規則な生活から体調を崩しやすいものです。かぜ薬や胃腸薬が売れるのもこの季節。病院ではインフルエンザ等の病気を移されることも考えられるので、軽い疾患の場合は一般薬を服用して様子をみるほうが賢いかもしれません。
しかし症状が長引き悪化している、または3日以上熱が続いている、下痢や嘔吐が続いているなど、重症と思われる場合は受診しましょう。乳幼児は急に様態が変わることもあるので、できれば受診することをお勧めします。
以前にも少し触れましたが、セルフメディケーションとは日々の生活を健康に過ごすため、自分自身で健康を管理し、軽い病気は自らの判断で一般薬などを使って直すことです。またその推進のために薬剤師以外に登録販売者という制度ができたと思います。また薬の配置場所から、購入する薬のリスクが推測できるようになり、自分の判断でたくさんの薬の中から自分の症状にあう安全な医薬品を選びやすくなりました。自分で選択ができない場合や副作用等気になる場合は専門家に選んでもらってください。 なお服用中に、いつもと違う症状が出たときは副作用の可能性も否定できません。受診することをお勧めします。
先日も「風邪薬を飲んでしばらくすると便秘になってしまいました。薬の副作用ですか。」と質問を受けました。咳止めにそのような副作用のでやすい成分が入っていることがありますが、お訊ねの場合は中に入っている説明書(添付文書)をお持ちいただくと判断しやすいです。なお、お薬手帳にも購入した医薬品名と副作用と思われる症状も記録しておくと、次に薬を購入する際に役立ちます。
医療は雑誌や新聞、テレビで題材として頻繁に取りあげられています。またインターネット等からは多くの情報が得られます。しかしそれらの情報が必ずしも正しいとは限らないこともあるのです。≪疾患や情報を正しく理解する≫という能力や知識も必要なこともあるので、自己判断のみの内服、処方された薬の飲みかけでの中止は禁物です。おかしいと思われる場合は医師・薬剤師に相談することをお勧めします。
今年も残すことあと僅か。規則正しい生活をして元気で新年をお迎えください。
Writeen by こーこおばさん
更新日:2010年12月1日
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小学一年生を筆頭に4人のお孫さんがいるとは思えない超アクティブ派。 24年間の病院勤務ののち、現在は薬局で週2日をこなすママチャのアドバイザー。超簡単お料理レシピが大好きという気さくな薬剤師さんです。 |