
第29回
毎食後服用とは?
「このお薬は毎食後にお飲みください。」と言うと「保育園では飲ませてくれないのでお昼が飲めないのですが・・・」と困るようにおっしゃるお母様。「お昼に飲めないので2回きり飲んでいません」と当然のように答えるお母様もいます。
飲めないことを医師に伝えて1日2回にしていただいた、とホッといているお母様もいますが、「3回飲ませてください。」と言われたと薬局で困ったようにお話しされる方もいます。
お聞きしていると幼稚園や保育園の対応は様々です。お薬をきちんと飲ませてくれる施設、飲ませてくれない施設、名前が入っていれば飲ませてくれる施設とその対応は色々です。
薬剤師の立場から言うと《抗菌薬だけは飲ませて欲しい》と思うのですが・・・。

処方箋を見ていただけると分かりますが、お子さんの風邪薬等はほとんどが食後服用となっていると思います。しかし1日3回毎食後に飲めない場合、朝の次は幼稚園から帰ってから飲み、就寝前に飲むのでもほとんど問題ありません。基本的には1日3回服用の薬に限っていうと次の薬の服用まで4時間以上あいていれば問題ないと思います。赤ちゃんの場合は満腹になると薬を飲んでくれない場合も多いので、食後の指示があっても食前の服用のほうがよいでしょう。飲み忘れたときも同じで、特別指示がない場合、気づいた時点で服用し、その後は4時間以上あければ服用できます。食事を摂れない場合も服用します。心配なら薬を受け取るとき薬剤師に確認するとよいでしょう。
食後とは食事後30分以内に服用します。食事を終えてすぐでも問題ありません。食後は一般に飲み忘れが少ないとされ、また胃の中に食物が残っているため胃に刺激が少ないため胃の弱い方にも安全だからです。そのためこの飲み方が一般的です。
処方箋にはそのほか次のような服用時点の記載があります。
起床時 起床後すぐ服用します
食前 食前30分位前にのみます
食直前 食事をする直前に服用します
食直後 食事後すぐ服用します
食間 食事と食事の間、食後2時間位経って服用します(食べている最中ではありません)
就寝前 寝る30〜40分前に服用します
頓用 症状が出たとき服用します。(熱発時、発作時等の指定があります)
服用時点の違いは薬の効果を高めるため、副作用が出るのをおさえるため、吸収を良くするため等それぞれ理由があります。
飲み忘れのときは一般に気づいた時点で服用しますが、ある種の糖尿病薬のように食事と関係がある場合は気づいたからといって途中で飲めないという薬もあるので確認が必要です。
夜勤がある等で不規則な生活をしている方は、いつ飲もうかと困ることがあることでしょう。それらの対応は薬剤師に確認しておくとよいでしょう。
Writeen by こーこおばさん
更新日:2011年10月1日
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小学一年生を筆頭に4人のお孫さんがいるとは思えない超アクティブ派。 24年間の病院勤務ののち、現在は薬局で週2日をこなすママチャのアドバイザー。超簡単お料理レシピが大好きという気さくな薬剤師さんです。 |