
第31回 呼吸器感染症
早いものでもう12月、師走です。今年は東日本大震災とその後に続く放射能汚染で大変心を痛めました。現地の皆さんに一日でも早く温かい日常が戻るよう願うばかりです。
寒い冬は風邪の季節。呼吸器感染症の季節です。
皆さんはインフルエンザの予防接種は済みしたか?これからの方は流行期前(12月中)には終わらせたいものです。今回から下記のように用法・用量が変更になっています。
3歳未満 0.25ml 2回
(2〜4週間の間隔)
3〜13才 0.5ml 2回 (2〜4週間の間隔)
13歳以上 0.5ml 1〜2回
(1〜4週間の間隔)
以前にもお伝えしましたが、2回目はより長く間隔をあけて接種したほうが長い間免疫効果を維持させることができるということです。13歳以上は1回または2回となっております。前年度にインフルエンザにかかっているなどあれば1回でも十分な抗体価が得られ重症化は阻止できると思いますが、2回の方が確実に高い抗体価が得られるため、基礎疾患を持っている場合や十分に効果をあげたいときは2回の接種をお勧めします。4週間すぎても接種可能です。
今年は冬に流行する「RSウィルス感染症」、そして「マイコプラスマ肺炎」がすでに夏ごろから増加傾向にありました。
RSウィルス感染症は風邪に似た症状で大人は軽い症状ですみますが、乳児や心臓や肺などの呼吸器疾患があると重症化する恐れがあるということです。潜伏期間は2〜5日、39℃程度の熱発。その後、咳、鼻水等の症状があります。抗生剤は効果がないため対症療法になります。早産未熟児や先天性心疾患児などはシナジスが予防的に投与されることがあるので心当たりの方は小児科に問い合わせてみてください。
マイコプラスマ肺炎は少し前まで4年ごとの周期でオリンピックの年に流行るといわれていましたが最近はそうでもなくなったようです。咳などで感染、潜伏期間は2〜3週間。幼児や小学生、若者に多く発症します。乾いた咳から始まり、発熱や頭痛、だるさの症状があります。重症になると中耳炎や脳炎などを併発する恐れがあるそうです。
対策としてはインフルエンザと同様、うがいや手洗いを心がけ、人ごみを避けることです。咳エチケット覚えていますか?咳エチケットを守ってウィルスをまき散らしたり、もらわないようにしましょう。
大変申し訳ありませんが来年からこのコラムは不定期にさせていただきます。ご了承ください。来年は皆さんにとって良い年でありますように。
Writeen by こーこおばさん
更新日:2011年12月1日
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小学一年生を筆頭に4人のお孫さんがいるとは思えない超アクティブ派。 24年間の病院勤務ののち、現在は薬局で週2日をこなすママチャのアドバイザー。超簡単お料理レシピが大好きという気さくな薬剤師さんです。 |